白米様から始まる乃木坂神話体系。
オタクという生き物は推しを称賛する際、「〇〇は神」や「〇〇は〇〇」などと神に準えたり、或いは時代の偉人やスターなどに形容したりするものだ。
今回はそういった類の話で、友人達と共に定期的に考察し、引き伸ばし、更新してきた神話体系、言わば「乃木坂神話体系」について話していく。
正直マトモな人間ではついていけない内容、というか単に全力でバカな話をするだけなので、そういう方には是非とも即刻ページを閉じることをお勧めする。
さて、事の発端は乃木坂の中でも代表的な軍団であるさゆりんご軍団のデビュー曲「白米様」だ。
伊東衆人監督のMVでお馴染みの白米様だが、これは乃木坂工事中内でも定期的に話題に上ることがある。
特筆すべきは2016/12/18放送 乃木坂工事中 #85「まだまだいるよ 乃木坂46 隠れた逸材を探そう!」と2016/12/25放送 乃木坂工事中 #86「乃木坂流行語大賞 2016」であり、2週に渡って白米様について触れられている。
#85では食いしん坊キャラとして持ち上げられた伊藤かりんが、過去の日村勇紀が白米様を聴いての発言を元に、日村勇紀とどちらが白米が好きかという事で互いのアピールが始まる。
その中で日村勇紀は「俺、米なのよ!」と発言し、テロップでは「リアル白米様?」と表示され、そこに設楽統が「日村さんは米なのよ。ヒムヒカリっていうね。」と乗っかってくる。
つまりこの時点で番組内では「日村勇紀=白米様」という図式が形を成し始める。
そして翌週の放送である#86、ここでもさゆりんご軍団の話題を引っ張ってきたのは伊藤かりんであり、既に彼女はこれから片鱗を見せ始める神話の語り部と言っても過言ではないだろう。
ここでバトンを受け取った軍団長こと松村沙友理は、白米様は2人存在すると発言する。
1人は「『白』と『麻衣』で白米様」という理由から、白石麻衣。
もう1人が「体のシルエットがご飯みたい」という理由から、日村勇紀。
つまりここで#85の「リアル白米様?」の伏線が回収されたこととなり、「日村勇紀=白米様」は確固たるものとなった。
下の画像は私が当時それらに基づいて制作したファンアートであり、神札(ステッカー)用、御本尊(A1ポスター)用にベクタ化して再編集したものである。
因みにこの白米様の衣装は、白米様の実際の衣装の紅白を反転させたカラーリングとなっており、あらゆる白米としての要素を散りばめた。
さて、ここで白米様とは白石麻衣と日村勇紀であることが判明したわけだが、他にも白米様は存在しているのか?
実は存在しているのだ。
2015/10/5放送 乃木坂工事中 #24「おもいっきりななみん電話/視聴者のお悩みに全員で回答」と、2017/1/15放送 乃木坂工事中 #88「新成人をお祝いしよう 2017」にて、日村勇紀との共通点、相似関係を見出され、遂には「ミニ日村」とまで呼ばれた、生田絵梨花その人である。
「日村勇紀=白米様」という図式が成立している時点で、ミニ日村である生田絵梨花もまた白米様であり、ビッグ生田:ミニ日村の関係である以上、日村勇紀は生田絵梨花のソウルブラザーということになるのだ。
更に言うと白米様を崇める軍団長である松村沙友理とは「からあげ姉妹」の関係であり、よりこの関係性は密接なものとなっていく。
そして、白米様はまだ他にも存在している。
2017/7/30放送 乃木坂工事中 #115「新Wセンター大園&与田をもっと知ってバックアップしてあげよう!」より、生田絵梨花と全く同じ日村勇紀との共通点を見出され、テロップでは「リアル・ミニ日村」と言わしめた、与田祐希その人である。
先述した通りの視点でいくと、当然与田祐希もまた日村勇紀、生田絵梨花のソウルブラザーであり、白米様なのだ。
ここでふと感じたことなのだが、過去の乃木坂工事中の一連の放送を見ている限りでは、日村勇紀との関係性は生田絵梨花とは少し趣きが違っている。
2013/11/10放送 乃木坂って、どこ? #109「在庫一掃!乃木坂46 アンケート祭り」での日村勇紀とのどんぐりころころのハモりや、2015/7/27放送 乃木坂工事中 #14「堀未央奈のゾンビどっきり㊙︎報告/乃木坂監視中/2期生 掘り下げ中」での生田絵梨花が自転車の絵にも関わらず、タイヤを4つ描いた際の驚きの表情など、生田絵梨花と日村勇紀は度々共鳴するようなシーンが多々見受けられている。
一方の与田祐希はというと、2017/4/16放送 乃木坂工事中 #101「先輩プレゼンツ!3期生PR大作戦 その3」での一輪車に乗りながら軽蔑の視線を送るシーンや、2018/5/20放送 乃木坂工事中 #156「日村さん HAPPY BIRTHDAY企画 乃木坂46手作りプレゼント選手権 後半戦」での激しい肩叩きなど、与田祐希が日村勇紀に対して一方的なアクションを試みる傾向にある。
この関係性は「巨漢の野獣」と「小さな少女」のような光景にも見えてくるのだが、一番連想しやすいのが「トトロ」と「メイ」の関係だろう。
トトロ、実は一説によると五穀豊穣の神と言われているのだ。
もうお分かりだろうか?
そう、まさしくそれは白米様を指すと考えられるのではないだろうか。
ここでトトロ=豊穣神=白米様という連想が出来上がるわけだ。
ご存知の通り、となりのトトロでは大中小3匹のトトロが登場する。
大トトロこと、ミミンズク。中トトロこと、ズク。小トトロこと、ミン。
これは日村勇紀をミミンズクとすると、彼のソウルブラザーである生田絵梨花をズク、同じく与田祐希をミンと当てはめることが出来るのだ。
しかしここでトトロ視点に没入してしまうと、与田祐希がメイであると同時にミンであるというパラドックスが発生してしまうのだ。
ここで一旦、別の視点から与田祐希を見てみよう。
「与田」という名字についてだ。
田を与えると書いて「与田」、まさしく豊穣を表す言葉である。(生田も然り。)
ここで彼女が五穀豊穣の神に仕える巫女(メイ)だと考えてみると、東の大都会へと奉公へ出て、神である日村勇紀と生田絵梨花(ミミンズク、ズク)と初めて出逢う。
そこで自分もまた彼らの妹であり、神の一族であることに気付かされる。
そんな情景が思い浮かぶ。
つまり彼女は竹取物語のかぐや姫のように、五穀豊穣の神々である白米様の一族から、現世へと人間として送り込まれた遣いなのではないだろうか。
つまりここで与田祐希とは白米様であり、白米様に仕える巫女でもあるという考えに至る訳だ。
さて、白米様は白石麻衣、日村勇紀であるということを前提として、日村勇紀の兄妹分として生田絵梨花、与田祐希が続くという内容だったが、私としてはこれはまだまだ乃木坂神話体系の氷山の一角に過ぎないと思っている。
日村勇紀、与田祐希との関係を持つ西野七瀬、そんな彼女が生み出した耳かきの梵天(ブラフマン)の神、どいやさん…関係性から考察していくとキリがない。
これからも乃木坂神話体系はドンドン拡大していくだろう。
余談だが、上記の番組の細かい情報等は、https://n-tool.firebaseapp.com/ を元にサーチした。
検索欄にキーワードを入力すると、乃木坂って、どこ?や乃木坂工事中の関連した回などが調べられる、あまりに高度で、あまりに異質なツールだ。
興味がある方は是非一度、何か調べたりしたい時はこれを強くお勧めする。